『濹東綺譚』(ぼくとうきだん)は、永井荷風の小説。タイトルの意味は「隅田川東岸の物語」。便宜的に「墨東綺譚」と表記されることもある。「濹」は林述斎の造字したものを永井荷風が見出して使ったもので、隅田川(さんずいに墨で隅田川の別称:墨田川)を指す。