目次
現代中国に関する人文学を考えるーコウモリのぶらさがり位置ー
Ⅰ 歴史認識
1 両面の枝ー「半日」から「反日」に向けてのことばー
2 孫歌「アジアを語ることのジレンマ」との対話
3 北京における対話ーナショナリズム談義ー
4 語らぬこと・語ること・聞き取ることー加害と被害との間を媒介するための用意についてー
5 ヌエとなる覚悟について
Ⅱ 地域文化研究
1 アジア三角学のススメ
2 溝口雄三『中国の衝撃』との対話
3 加々美光行編『中国の新たな発見』との対話
Ⅲ 文化・思想
1 回避された亀裂への眼差しー『中国二〇世紀文学を学ぶ人のために』との対話ー
2 現代中国・モダニティ・文学ー宇野木洋『克服・拮抗・模索』と坂井洋史『懺悔と越境』との対話ー
3 哲学と思想/自己と他者ー溝口・池田・小島『中国思想史』と中島隆博『残響の中国哲学』との対話ー
4 思想の非男性的理解についてー丸山昇試論ー
Ⅳ 魯迅論と近代の主体
1 魯迅 危険な思想家、救済の文学者
2 竹内好・魯迅論の奥行きー自分を滅ぼすことで悪を滅ぼすー
3 孫歌『竹内好という問い』との対話
4 魯迅論と個の自由な主体性についてー伊藤虎丸をきっかけにしてー
あとがき