目次
序論
第一章 模倣なんかこわくない
1 模倣する狼からバーチャルの狼へ
2 プラトンⅠ――「する」から「あたかも~のようにする」へ
3 プラトンII――模倣することと認識すること
4 遊戯的模倣の二つの系譜
5 プラトン、それでもなお
第二章 ミメーシス――模倣する、装う、表象する、認識する
1 古くからの混乱について
2 ミメティスム
3 類似から模倣へ
4 模倣から偽装へ
5 表象からミメーシス的表象へ
6 認識手段としてのミメーシス
第三章 フィクション
1 模倣、まやかし、偽装、フィクション
2 フィクションの系統発生――共有された遊戯的偽装について
3 フィクション能力の個体発生――ミメーシス的自己刺激について
4 フィクション的没入
5 フィクション的モデル化――フィクションと指示
第四章 いくつかのフィクション装置について
1 遊戯、夢想、芸術
2 没入の媒介と態度
3 フィクション物語(レシ)
4 演劇フィクション
5 視覚表象とフィクション
6 映画
7 デジタルフィクション
結論
註
訳者解説
参考文献
索引