目次
謝辞
第I部 国家・マイノリティ関係の(再)国際化
第1章 序論
第2章 変化する国際的文脈:戦後の普遍的人権から冷戦後のマイノリティの権利へ
戦後の解決策/マイノリティの権利の再生/レトリックから行動へ/変化を説明する
第II部 リベラル多文化主義を理解する
第3章 リベラル多文化主義の諸形態
様々なリベラル多文化主義/リベラル多文化主義の主要な三つの特徴
第4章 リベラル多文化主義の起源:源泉と前提条件
人権革命による鼓舞/制約としての人権革命/多文化主義とリベラル化/政治を取り戻す/人権革命における諸原理と地政学/地政学的安全保障と種族関係の「脱安全保障問題化」/多文化主義からの後退?/社会運動多文化主義から法人多文化主義へ/結論
第5章 リベラル多文化主義の実践を評価する
下位国家民族集団/先住民族/移民/結論
第III部 リベラル多文化主義の国際的普及における逆説
第6章 欧州の実験
「成功事例」戦略/リベラル多文化主義の失われた源泉と前提条件/「成功事例」から「規範」と「基準」へ/マイノリティの権利規範を策定する欧州/「少数民族」の権利を定式化する/「規範」と「基準」から紛争の予防・解決へ/効果的参加の権利/結論
第7章 グローバルな挑戦
成功事例の限界/起源と前提条件を評価する/成功事例から規範と基準へ/規範・基準から事例別紛争解決へ/結論
第8章 結論:不確かな未来
訳者あとがき
参考文献
索引