目次
『新撰字鏡』所引の『正名要録』 唐代楷書字書の成立 『顔氏字様』以前における楷書整理と『正名要録』の成書年代 独立の典籍範疇としての字様 敦煌出土『時要字様』残巻 敦煌出土『新商略古今字様撮其時要并引正俗釋』残巻 『干禄字書』と『五経文字』、その違いはどこからきたか 杜延業撰『群書新定字様』の佚文 敦煌出土『正名要録』記載の字体規範の体系 俗体とは何か 顔氏一族と『干禄字書』 開成石経と唐玄度撰『新加九経字様』 顔師古撰『顔氏字様』に字体規範は存在したのか 『新撰字鏡』本文中における『正名要録』の利用 図書寮本『類聚名義抄』所引の『干禄字書』 図書寮本『類聚名義抄』所引の「類云」とは何か 『類音決』の佚文 隋・唐代における字体規範と仲算撰『妙法蓮華経釈文』 異体字同定上の問題点 唐代楷書字体規範からみた『龍龕手鏡』 敦煌出土S388番写本概要 字様の研究史 唐代楷書字体研究に果たした敦煌出土スタイン388番写本の役割
