目次
第1章 海上の道と無人島(古来、風浪を避ける停泊地だった
倭寇の中継基地
目をつけられた漁業の宝庫)
第2章 英国艦隊の巨文島占拠事件とその前後(19世紀の砲艦外交とプチャーチンのロシア艦隊
突如現われた英国の軍艦
「偉大なる文人の島」と「敵艦見ユ」の電信中継)
第3章 巨文島に最初に住んだ日本人(運賦天賦に賭けたパイオニアの木村忠太郎
大敷網とイリコの製造
誰が移住第1号か)
第4章 在外にっぽん村形成の記録(なぜ後続部隊が巨文島を目指したか
島の整備と公共的施設)
第5章 漁業・遊興・買い物の一大センターへ(巨文島沖の操業と漁業船団
島に上陸すれば
軒を並べる商店、工場)
第6章 島の暮らし(人々の日常生活
子供の遊び
朝鮮の人たちの暮らし)
第7章 軍国主義の嵐、その果ての敗戦(迫り来る軍靴の響き
茫然自失の日本人)
第8章 巨文島は今(半世紀ぶりの巨文島訪問
主人公となった韓国人)