治安維持法と共謀罪

内田博文／著

通算 12 読みたい！

読みたい読んだ

もっともっと探す

+もっと

の図書館をまとめて探す

CiNii Booksで大学図書館の所蔵を調べる

詳しい情報

出版社: 岩波書店(2017-12-20)

ISBN-10: 4004316898 ISBN-13: 9784004316893

ほかのサービスで見る

国立国会図書館サーチカスタマイズ

紹介

いま戦前回帰の企てが顕著になっている。治安維持法は市民刑法から治安刑法への転換の象徴であった。戦後、法の廃止に逆らい、治安維持法下の諸制度は「戦時の衣」を「平時の衣」に切り替え、例外から原則の制度に逆転し、拡大されることになった。共謀罪が創設され、いま大きく変容しつつある日本の刑事法を問う。

第1章拡大し続ける規制(治安維持法の制定-大正十四年緊急勅令という禁じ手-昭和三年改正ほか) 第2章市民刑法と治安刑法(戦前における刑法の歩み無視される基本原則ほか) 第3章戦時から平時へ(検察官司法の温存捜査官の強制処分権ほか) 第4章「犯罪の予防」と「犯罪者の更生」(戦後の「転向」政策施設と社会での保安処分) 第5章共謀罪-平成の治安維持法(四度目の正直無限定な要件ほか)

書評とコメント

この本の感想を書いてみよう。この本にコメントする