紹介
Amazon総合ランキングベスト10入り、紀伊國屋書店、青山ブックセンターなど主要書店の人文書ランキングで1位を獲得した、『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』の続編がついに登場!
2013年、現在の福島はどうなっているのか。(第1部「制度をつくる」)
2020年、東京は福島のためになにをすべきか。(第2部「導線をつくる」)
2036年、福島は世界にどのように開かれているべきか。(第3部「欲望をつくる」)
さらに補遺として、『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』の追加取材報告や、官民の福島の復興計画案を網羅した資料集を掲載。
前巻をはるかに上回る192ページフルカラーで、写真・図版を多数収録。テレビ・新聞で話題沸騰の「福島第一原発観光地化計画」の実態がついに明らかに!!!
目次
福島第一原発観光地化計画ダイジェスト
10の質問
Yahoo! JAPAN 5万人の選択
福島第一原発観光地化計画とは 東浩紀
福島第一原発観光地化計画は「正しい」のか 久田将義+津田大介+東浩紀
第1部 制度をつくる
観光地化の現実を知る 東浩紀
[被災地ツアーの現在1]富岡町へ行く 東浩紀+編集部
[ふくしまの声1]現実をガイドする 藤田大
[被災地ツアーの現在2]浪江町へ行く 東浩紀+編集部
[ふくしまの声2]被災地を見たら責任が生じるのです 石田全史
[被災地ツアーの現在3]南相馬市へ行く 東浩紀+編集部
[視点1]ツアーとしての福島第一原発取材 助田徹臣
[視点2]チェルノブイリ観光地化の歴史 上田洋子
[提言1]ガイドを育てる 井出明
[提言2]食を整える 開沼博
[専門家の声1]安全な農産物は作ることができる 小山良太
[提言3]記憶を伝える 渡邉英徳
[専門家の声2]経験を疑似共有する 藤井直敬
観光地化のこれから 開沼博
フクシマを撮る 新津保建秀
第2部 導線をつくる
被災地へ道をつくる 東浩紀
[計画ベース1]常磐線を災害文明圏の枢軸にする 藤村龍至
[提言4]東京にハザードセンターを! 井出明
[提言5]Jヴィレッジで復興博を! 藤村龍至
[提言6]福島を災害教育の聖地に! 駒崎弘樹
[視点3]この25年をどう設計するか 藤村龍至
[特別インタビュー1]国際都市東京ができること 猪瀬直樹
[ふくしまの声3]災害復興農業館をつくろう 藤田浩志
被災地に拠点をつくる 津田大介+東浩紀
第3部 欲望をつくる
新しい「フクシマ」をつくる 東浩紀
[構想1]サイトゼロ 福島第一原発観光地化計画研究会
[専門家の声3]25年後も残る負の遺産 田坂広志
[専門家の声4]石棺にして未来に託す 佐藤暁
[視点4]放射線量から見た2036年の福島 小嶋裕一
[構想2]ふくしまゲートヴィレッジ 福島第一原発観光地化計画研究会
[計画ベース2]未来に開かれた「門の村」をつくる 藤村龍至
[門の村01]ツナミの塔 梅沢和木
[門の村02]福島第一原発事故博物館 井出明
[門の村03]地方自治課題解決センター 津田大介
[門の村04]リカバリービーチドーム 速水健朗
[門の村05]カーブのアプローチ 藤村龍至
[門の村06]ネオお祭り広場 梅沢和木
[門の村07]東北復興大学院大学 開沼博
[門の村08]ホテルとショッピングモール 速水健朗
[門の村09]日本科学未来館分館 清水亮
[門の村10]常磐線新地下駅 藤村龍至
[門の村11]農泊村 開沼博
[門の村12]南相馬IT特区 清水亮
[視点5]観光面から見た2036年の東北経済 庄子真岐
福島に動員は必要か 八束はじめ+藤村龍至+東浩紀
ふくしまゲートヴィレッジをめぐる4つの断章 藤村龍至
福島にスペースポートを! 堀江貴文+八谷和彦
原発稼働状況図2011/2036
補遺
福島からチェルノブイリへ 上田洋子+開沼博
ダークツーリズムから考える 井出明
ダークツーリズムを読む 井出明
福島復興計画資料集 五十嵐太郎+東北大学五十嵐研究室
福島第一原発観光地化計画の1年 徳久倫康
[ふくしまの声4]観光地化計画がもたらす未来 但野謙介
[ふくしまの声5]ふくしまを「自分のこと」にするために 日塔マキ
[特別インタビュー2]地域復興からは逃げない 石崎芳行
[特別インタビュー3]出会いがうねりをつくる ハッピー+サニー
旅の終わりに 東浩紀
福島第一原発観光地化計画研究会委員・オブザーバー一覧