目次
はじめに
第1章 原点――現状の広告に対するいくつかの疑問
広告づくりは、いったい誰のものか
なぜ広告賞という単一の価値観しかないのか
広告の世界には、なぜ自己批判がないのか
広告は、大量消費をうながすことしかできないのか
広告は、そもそも社会をよくするためのものではないのか
第2章 模索する日々――広告は社会のために何ができるか
これからの広告のありかた
1 企業を出発点に
「ほんとうにいいことをする」
「ともに行動する」マーケティングへ
効率の悪いコミュニケーションへ
広告づくりを「みんなのもの」に
企業のありかたのデザインへ
「一個人として」発想する
広告が信じてもらえるためには
2 NPO・個人・コミュニティを出発点に
「伝える」という技術
大量生産、大量消費のひずみ
広告のスキルで「通訳」する
個人の想いを伝えていく「仕組み」
3 社会課題を出発点に
広告が主体となる
「人の命を救う」マーケティングへ
未来の広告会社
未来の広告のありかた
これからの広告は何をすべきか?
第3章 広告のポテンシャル――広告づくりの発想や技術
「無自覚」から「自覚」へ
「いや、こういう別の見方をすれば」
異なる意見の橋渡しをする
広告人の強み
閉塞し停滞したものを活性化させる
「ポテンシャルバリュー」を見通す
個人の心の中に「潜在的にあるもの」
広告的思想の可能性
広告の未来への提言
第4章 ヒト・モノ・コトはこれから“どう”つながっていくのか
3.11を越えて
もうひとつの「つながりのレイヤー」を持つ
さまざまな価値と価値を交換する「クラウドトレード」
人は、壁を越えたい生き物だ。
おわりに