目次
総論 国境から世界を包囲する
「境界自治体」とは何か
境界=「見えない壁」を見つめて
島嶼と境界
世界の島嶼国境
日本島嶼学会の歩みと国境離島への考え方
千島と根室 「北方領土」とは何か
「占守島の戦い」再考
密漁の海で
「国境」と呼べない街・根室
占領下・勇留島からの決死の脱出
樺太と稚内 向こう岸の雲の下
「中継点」-「端」-「中継点」
国境標石物語
朝鮮半島と北部九州・対馬 朝鮮を囲む四つのボーダー
福岡・釜山超広域経済圏構想
日韓観光交流に生きる国境の島・対馬
対馬市の国境交流構想
韓国から最も近い日本・対馬
台湾と八重山 八重山台湾交流史
「与那国・自立へのビジョン」断想
南西諸島における自衛隊配備問題
与那国町の将来展望
与那国・中国・台湾の三角貿易構想
竹富町における海洋政策
大東島 大東島の歴史に連なる兄弟たち
ボロジノからボロジノへ
小笠原 ディアスポラの島々と日本の「戦後」
越境してきた小笠原ことば
「南洋踊り」が物語る歴史
国境と小笠原
生態学からみた小笠原
潮目のまなざし
チリ地震津波の体験