紹介
建築家兼フォトグラファーの視点から、現代建築における自然照明の効果について考察した、包括的で思慮に満ちた初の概説写真集。美しい写真とともに、建築における自然光の存在と可能性を浮き彫りにする。序文では建築の歴史を手短に紹介、何世紀にもわたって建築家たちが試みてきた実験とその成果を概観する。続く7つの章では自然光の特性について、安藤忠雄、スティーヴン・ホール、ヘルツォーク&ド・ムーロン、ピーター・ズントー、SANAAなど、世界的建築家による52もの最新プロジェクトを詳しく見ていく。カラー写真408点を含む465点の図版を収録。
世界的建築家たちの作品を美しい写真とともに考察
安藤忠雄、スティーヴン・ホール、ヘルツォーク&ド・ムーロン、ピーター・ズントー、フランク・ゲーリー、アルヴァロ・シザ、アルベルト・カンポ・バエザ、ラファエル・モネオ、レム・コールハース、ジャン・ヌーヴェル、槇文彦、葉 祥栄、SANAA(妹島和世+西沢立衛)他
目次
もう一つの建築
形而上学的(メタフィジカル)な空間を構築する
1 消散
時とともに変化する光のシンフォニー
2 進行
視線の動きに合わせた光の演出
3 ガラスのベール
透明な膜を通した光の屈折
4 霧化
メッシュスクリーンで光をふるいにかける
5 誘導
中空の量塊(マッス)に光を引き入れる
6 趣のある静寂
統一感を醸し出す光の横溢
7 発光
物質内での光の具現化
注釈
参考文献
建築家情報