上田秋成絆としての文芸

飯倉洋一／著

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出版社: 大阪大学出版会(20121203)

ISBN-10: 4872593219 ISBN-13: 9784872593211

NDC(9): 913.56

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紹介

秋成の傑作は『雨月物語』だけではない．『春雨物語』『肝大小心録』『藤簍冊子』などを著し，江戸時代の大坂と京都を舞台に，妻と親しみ，和歌・俳諧・国学・茶道に長じ，広い交友範囲をもった．著者は秋成76歳の生涯と著作を追い，「怪異作家」とは異なる「隣人秋成」の魅力的な人間像を見出し，加藤宇万伎，中井竹山・履軒，木村蒹葭堂，与謝蕪村，本居宣長，小沢蘆庵，伴蒿蹊らとの交流を描く．

前書きなど

私は本書で、・・・・・文人秋成の著述を新しい観点からとらえなおし、その魅力を読者諸賢にお伝えしたい。江戸時代中期の上方（京都・大坂）における個性的な文人の中でも、とりわけ風変わりで、自ら「畸人（きじん）」と称していた秋成の文事は、万華鏡のように多彩できらびやかである。（「はじめに」より）

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