目次
収録内容
序章 フランケンシュタインの子供たち【武田 悠一】
第一部 批評
第1章 メアリ・シェリーと菜食主義サークル
──怪物の食生活をめぐって川津 雅江/名古屋経済大学教授】
第2章 語られなかった物語
──『フランケンシュタイン』と「梅毒」
【山﨑 僚子/名古屋学院大学講師】
第3章 『フランケンシュタイン』のおぞましい家族
──メアリ・シェリーの怪物的自伝
【中村 晴香/京都女子大学非常勤講師】
第4章 モンスターとは誰か?
──ポストコロニアル批評と小説『フランケンシュタイン』
【山田 幸代/愛知淑徳大学講師】
第5章 カロリーヌの影のもとに
──『フランケンシュタイン』における欲望のありか
【角田 信恵/岐阜聖徳学園大学教授】
第二部 アダプテーション
第6章 「起源」への問い
──『フランケンシュタイン』と〈共感〉の哲学
【武田 悠一】
第7章 舞台のうえの怪物
──R・B・ピーク『プリザンプション』の異種混淆性
【小西 章典/大同大学准教授】
第8章 フランケンシュタイン翻案小説の系譜
──SFからポストモダンへ【武田 美保子】
第9章 怪物の花嫁たち
──フランケンシュタイン映画史の試み【武田 悠一】
第10章 変容する怪物
──マンガにおける『フランケンシュタイン』
【角田 信/マンガ研究家】