目次
<歴史編>第Ⅰ部 共同体と他者
となりのユートピア/世界の表象/建築史とフィールドワーク/乱反射するオリエンタリズム/1492年―外なる他者と内なる他者/アフリカン・アメリカン・アーキテクトの憂鬱
<歴史編>第Ⅱ部 建築家と他者
ジェンダー論① 女性性をめぐって/ジェンダー論② 女性と建築家―4つの事例をめぐって/自伝論① 建築家という<私>/自伝論② 建築界の黒羊―下田菊太郎論/遅咲き建築家列伝/建築はいかに社会と回路をつなぐのか
<現代編>第Ⅰ部 都市の記憶
国家を表象する東京建築/僕たちは靖国を知らない/ふたつのグランドゼロ/廃墟になる自由/重層的な時間を風景に刻む/近代の建築は愛されているか/ダム建設がもたらした現代の祝祭/博物館化する上海/歴史の天使が舞うベルリン
<現代編>第Ⅱ部 都市の変容
*公共空間
リスボンの資産、現代の広場/グラーツの橋が教えるもの/シアトルの新しい図書公共空間/ルツェルンをおおう大きな屋根/台湾の開かれたスタジアム
*文化戦略
都市的建築としてのビルバオの美術館/文化都市ヴェネチアが生きる道/マニラの政治空間/ソウルに生まれた新名所
*予防監視
99%と100%のあいだ/世界遺産の落書き/扉を開くストリートビュー
*都市名所
スペース・ニードルと東京タワー/東京と名古屋の新しい顔となる高層ビル/ シェルコムせんだい/21世紀を切り開く、鳥の巣