目次
第1章 長野県の保健補導員コミュニティ
——女性の5人に1人が参加している“不思議”な地域組織
1 長寿で医療費の少ない「理想郷」
2 第三の選択肢——住民の手による健康づくり
3 女性の5人に1人が経験者であるコミュニティ
4 学習、働きかけ、関わり合い——自分の健康、家族の健康から地域に目を向ける
5 保健補導員の共通意識
6 「私たちにも手伝わせてください」 ——戦時中の産声
7 地域医療の先駆けから保健補導員研究大会へ——一人の医師の足跡
8 地域活動から保健補導員初代会長に——茅野市の住民リーダーの物語
第2章 “遠慮がちな”ソーシャル・キャピタルの発見
1 ソーシャル・キャピタルという考え方
2 保健補導員コミュニティのソーシャル・キャピタル
3 遠隔医療実験で出現した「共通意識」
4 足下をしっかり見直す
5 “遠慮がちな”ソーシャル・キャピタル
第3章 「コミュニティのちから」で「コミュニティのちから」を育てる
1 パートナーシップのまちづくり——長野県茅野市
2 行政と住民で築く“認知症ケアコミュニティ”——福岡県大牟田市
3 商店街の女性が地域の健康づくり——東京都世田谷区の「梅丘健康まちづくりサロン」
第4章 「いいコミュニティ」の作り方
1 組織としてのコミュニティ
2 保健補導員の「ルール」「ロール」「ツール」
3 ネットで禁煙——インターネット禁煙マラソン
4 地域医療の問題解決と「コミュニティのちから」
5 「ルール」「ロール」「ツール」で「いいコミュニティ」を作る