目次
第1部 入門
第1章 心理学実験の基礎
1.実験的研究法の特徴
(1)問題解決の方法としての科学
(2)変数とその種類
(3)研究の3つのタイプ
(4)因果関係を推測する方法
2.実験的研究の進め方
(1)研究のアイデア
(2)具体的な研究目的
(3)検証可能な仮説
3.心理学における測定
(1)測定と尺度
(2)測定と誤差
4.独立変数
(1)独立変数の必要条件
(2)構成概念妥当性と操作的定義
(3)操作の範囲,間隔,水準数
5.従属変数
(1)よい従属変数であるための必要条件
(2)従属変数の数
6.剰余変数
(1)さまざまな剰余変数
(2)剰余変数の統制
7.実験計画の種類
(1)参加者間(群間)計画と参加者内計画(反復測定計画)
(2)要因計画
(3)準実験
(4)1事例実験計画
8.結果の処理と推測統計
9.実験的研究の評価
(1)内的妥当性
(2)結果の信頼性
(3)外的妥当性
10.実験実習の実施にあたって
第2章 実験入門―ミュラー・リェル錯視―
1.幾何学的錯視について
2.独立変数について考える―要因計画の考え方―
3.従属変数について考える―精神物理学的測定法―
(1)心理学的測定法の種類
(2)精神物理学的測定法
4.測定の信頼性と妥当性
5.剰余変数の統制
(1)剰余変数を除去する
(2)剰余変数の値を一定に保つ
(3)剰余変数の影響を相殺する
6.実験の実施(方法)
7.結果の整理と考察の観点
(1)各参加者のデータの整理
(2)グラフの作成
(3)統計的仮説検定
(4)上昇系列と下降系列の錯視量の比較
(5)外向図形の錯視量に及ぼす斜線の長さと角度の効果
(6)考察の観点
8.ミュラー・リェル錯視のレポート作成における注意点
第3章 論文・レポートの書き方
1.書くことの意義
(1)標準書式を守る
(2)正確に簡潔に書く
(3)偏った表現を避ける
2.標準的な構成
(1)表題と著者名
(2)問題
(3)方法
(4)結果
(5)考察
(6)アブストラクト
3.文献の引用
(1)本文中での引用
(2)引用文献
4.表と図
(1)表の作り方
(2)グラフの作り方
5.提出前のチェック
第4章 心理社会調査法の基礎
1.心理社会調査法の概要
(1)心理社会調査法の分類
(2)心理社会調査法の長所・短所
2.誰に調査を実施するか―調査対象者の選定―
3.どのように調査を実施するか―調査方法の選択―
4.質問紙の作成
(1)尺度項目の作成と選択
(2)信頼性の検討
(3)妥当性の検討
5.心理社会調査法における諸問題
(1)倫理的な配慮
(2)調査結果の報告
(3)心理社会調査法の実施にあたって
第5章 心理検査法の基礎
1.心理検査とは
2.心理検査法の種類
(1)質問紙法
(2)作業検査法
(3)投影法
(4)知能検査
3.心理検査を実施する際の注意
(1)検査場所
(2)検査者と被検査者の関係
(3)実施方法
4.テスト・バッテリー
5.心理検査をめぐる問題―信頼性,妥当性,標準化―
第2部 実習
Ⅰ.実験法
1.大きさの恒常性―精神物理学的測定法1―
2.皮膚感覚・2点閾―精神物理学的測定法2―
3.ニューメラスネスの知覚―マグニチュード推定法―
4.顔の再認―信号検出理論―
5.訓練の転移
6.要求水準
7.系列位置効果
8.ストループ効果
9.問題解決の過程
10.幼児の行動観察
11.注意の瞬き
12.意味記憶
13.心的回転
14.囚人のジレンマ
15.社会的促進
16.対人知覚
17.不安とストレス
18.虚偽検出
19.覚醒水準と脳波
20.事象関連電位の測定
21.オペラント行動の形成
Ⅱ.調査法
1.尺度構成1―リッカート法―
2.尺度構成2―一対比較法―
3.SD法によるイメージの測定
4.日誌法
Ⅲ.検査法
1.パーソナリティの測定―NEO-PI-R―
2.感情の測定―BDI―
3.作業検査―内田クレペリン精神検査―
4.投影法検査―P-Fスタディ―
5.知能検査―京大NX知能検査とWAIS-Ⅲ―
6.神経心理学的検査―WCST―
Ⅳ.研究法ミニ知識
1.研究の倫理
2.文献の探し方
3.実験で用いる刺激
4.実験支援ソフトウェア
5.統計ソフトウェア
6.引用文献の書式
グロッサリー