目次
Ⅰ 衆議院議員定数訴訟の行方
──司法部と立法府とのキャッチボールが終わるとき
Ⅱ 猿払事件大法廷判決を乗り越えた先の世界
──二つの第二小法廷判決が語る司法部の立ち位置
Ⅲ 法令違憲の大法廷決定の遡及効を制限する法理
Ⅳ 今日における平等原則の意味と司法部の立ち位置
──二つの大法廷の判断が示す合憲性審査基準と国会の立法裁量
Ⅴ 立法不作為と国家賠償請求の展開
Ⅵ 君が代訴訟における思想信条の自由と司法的判断の適合性
──内心の自由の規制と合憲性審査の判断枠組みについての試論
Ⅶ 参議院議員定数訴訟大法廷判決と参議院の憲法上の位置付け
Ⅷ 欧米諸国の違憲審査のダイナミズム