目次
序 社会をほどき,結びなおすために──反知性主義へのささやかな抵抗
第Ⅰ部 歴史のなかの「いま」
第1章 GDP──「社会のよさ」とは何だろうか
第2章 勤労──生きづらさを加速させる自己責任の社会
第3章 時代──時代を分けることと捉えること
第Ⅱ部 〈私たち〉のゆらぎ
第4章 多数決──私たちのことを私たちで決める
第5章 運動──異議申し立てと正統性
第6章 私──自分の声が社会に届かない
第Ⅲ部 社会を支えるもの
第7章 公正──等しく扱われること
第8章 信頼──社会を支えるベースライン
第9章 ニーズ──税を「取られるもの」から「みんなのたくわえ」に変える
第Ⅳ部 未来を語るために
第10章 歴史認識──過去をひらき未来につなぐ
第11章 公──「生活の場」「生産の場」「保障の場」を作りかえる
第12章 希望──「まだ─ない」ものの力