目次
発明者にして理論家(古永真一 訳)
略伝
I 顔と線──テプフェール的ジグザグ
(ブノワ・ペータース/古永真一訳)
観相学の再発見
ラヴァーターからダーウィンへ──観相学小史
バルザックからテプフェールへ──観相学のよき活用法
新たな言語
グランヴィルからテプフェールへ──混交形式
テプフェールからメビウスへ──鉛筆の予測不可能性
リーニュ・クレールの源泉へ
テプフェールからカムへ──絶妙な不器用さ
テプフェールからエルジェへ──可読性の礼讃
写真あるいは線のない顔
ダゲールからテプフェールへ──自然の画筆
ジェロームからナダールへ──類似性
テプフェールからベルティヨンへ──同一性
自由への思考
II ある芸術の誕生
(ティエリ・グルンステン/原 正人訳)
1830年以前のカリカチュアと民衆版画
ローランドソンとホガース
ヨーロッパのカリカチュアをめぐる状況
アダンからロドルフへ
テプフェール氏がマンガを発明する
あるジャンルの成熟
転写石版──定義と利点
作品ページという空間
主人公と類型
なぜ観相学なのか?
マンガはテプフェールの後継者?
版画物語の経歴
最初の模倣者たち
道を誤った後継者カム
「版画」からコミックへ
クリストフがくすぶっていた火を再び熾す
生きているテプフェール
III テプフェール自身の語るテプフェール(森田直子訳)
ある実施要綱に関する考察
『ジャボ氏の物語』への注記
『ジャボ氏の物語』海賊版に関する注記
『転写石版試作集』への注記
カムとの往復書簡
観相学試論
補遺 テプフェールのマンガ(原 正人訳)
文献一覧
訳者あとがき
人名索引