目次
はじめに
第一章 柿への誘い
1 柿の特性
2 渋柿の利用
第二章 歴史的な足どり
1 租税・献上品として
2 兵糧として
3 茶の湯との関わり
4 『江戸中期農作物産物帳』にみられる品種
第三章 在来品種の調査と研究の発展
1 明治期の取り組み
2 明治四五年の柿調査報告書
第四章 地域の暮らし・生業
1 柿採りの民俗
2 柿売りの民俗
3 舟つなぎの木
4 茶畑にみられる柿
5 戦争に翻弄された木
第五章 年中行事とのかかわり
1 健康を願う「歯固め」
2 豊穣を誓わせる「成木責め」
3 葉を利用する盆行事
4 神への捧げもの
第六章 多面的な利用
1 味わい深い品々
2 料理の彩りとして
3 用材として
付 表 全国の柿品種の分布(1甘柿 2渋柿)
参考文献
あとがき