目次
凡例
著者序文
第I部 道徳的義務の権威はどのように理性的なのか
1 道徳の認知内容についての系譜論的考察
第II部 政治的リベラリズム──ジョン・ロールズとの論争
2 理性の公共的使用による宥和
3 「理性的」対「真」あるいは世界像の道徳
第III部 国民国家に未来はあるか
4 ヨーロッパの国民国家──主権と国家市民資格の過去と未来
5 包括──受容か包囲か? 国民、法治国家、民主制の関係
6 ヨーロッパに憲法は必要か──D・グリムへの注釈
第IV部 人権──グローバルレベルと国内レベル
7 カントの永遠平和の理念──二〇〇年という歴史を経た地点から
8 民主的法治国家における承認をめぐる闘争
第V部 「協議主義的政治」とはどのようなものか
9 民主制の三つの規範的モデル
10 法治国家と民主制との内的つながり
『事実性と妥当性』への付論
カードーゾ・ロー・スクールにおけるシンポジウムでの論評への答弁
訳者あとがき
初出一覧
原注
人名索引