目次
謝辞
序
第一部 現象学的合理性の批判に向けて
第一章 探求
第二章 志向性と非‐贈与性
第三章 限界の問い
第二部 時間の前線
第一章 志向性の限界にて
──『内的時間意識講義』の読者、M.アンリとE.レヴィナス
第二章 現象学が与えるもの
──J.デリダとJ.-L.マリオン、不可能なものと可能性
1 通常の現象と亡霊の時間(J.-T.デザンティ、J.デリダ)
2 贈与性の極限的な可能性における贈与の不可能性(デリダ、マリオン)
第三部 主体性の試練
第一章 現代フランス現象学における主体性
第二章 E.レヴィナスにおける主体性の誕生
第三章 生へと誕生すること、自己自身へと誕生すること。
N.アンリにおける主体性の誕生
第四章 J.デリダによる幽霊的主体性
第四部 現象学的言説と主体化
第一章 E.レヴィナスによる『存在するとは別の仕方で』のリズム
1 レヴィナスを読解することとまったく別の仕方で思考すること
2 E.レヴィナスにおける志向性への異議としてのリズム
第二章 M.アンリによる〈生〉のリズム
結論
訳者あとがき
原注
人名索引