目次
民国期美術に向けた「断想」
金城と一九二〇年代の北京画壇
日中美術交流最盛期の様相
書画文墨趣味のネットワーク
民国期における書画骨董の日本への将来をめぐって : アロー号事件から山中定次郎・原田吾朗まで
ある外交官が見た中国近代絵画 : 須磨弥吉郎の東西美術批評を手がかりに
魯迅と中国新興版画
傳抱石と新興版画の周辺 : 『木刻的技法』の出版をめぐって
劉海粟と石井柏亭 : 『日本新美術的新印象』と「滬上日誌」をめぐって
中華独立美術協会の結成と挫折 : 一九三〇年代の広州・上海・東京の美術ネットワーク
中国人留学生と新興木版画 : 一九三〇年代の東京における活動の一端を探る
戦前に「剪紙の美」を追い求めた日本人 : 柳宗悦、中丸平一郎から伊東祐信まで
「アジアの旅人」エリザベス・キース : 英国人女性浮世絵師誕生までの活動を追って
満州に活躍した異色玩具コレクター : 須知善一の数奇な生涯とその遺産
海を超えた美術 : 廈門美専・南洋美専の創始者、林学大をめぐって