目次
漢語の近代 漢語の抽出 唐話の学習と吸収 近代知としての『博物新編』 漢訳『万国公法』から和訳『国際法』へ 近代翻訳語の宝庫-栄華字典 蘭学以来の漢語創出 明治の文体に支えられて 近代欧化文体に見られる日本的要素 「同文同種」の陥穽 政治小説『雪中梅』の翻訳と新漢語の伝播 社会主義思想の中国への伝播 波寄せてくる日本新名詞にいかに対処すべきか 英和辞書による中国語への語彙浸透 現代中国語にどのくらいの日本借用語があるのか 近代漢語の出自と語史記述 漢語の出典確認の限界 近代漢語の履歴 日本語の「気管支炎」から中国語の「支気管炎」へ 「民主」と「共和」の意味補完 「主義」の流布と中国的受容 優勝劣敗、適者生存 「金字塔」の由来とそのイメージ形成 漢語の現在と未来