目次
はじめに
序論 ブラームスの協奏曲と交響曲
1. Stufe ニ短調協奏曲とハ短調交響曲
ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 作品15
交響曲第1番 ハ短調 作品68
Capriccio 対立の構図 1 ~処女作と4連作~
2. Stufe ニ長調の交響曲と協奏曲
交響曲第2番 ニ長調 作品73
Capriccio 対立の構図 2 ~はじめとおわり~
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
Capriccio 対立の構図 3 ~続はじめとおわり~
3. Stufe 変ロ長調協奏曲からヘ長調交響曲へ
ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品83
Capriccio 対立の構図 4 ~《リング》の結末について~
交響曲第3番 ヘ長調 作品90
Capriccio 対立の構図 5 ~R. Wagner, DER TOD IN VENEDIG 1883 ~
4. Stufe ホ短調協奏曲と二重協奏曲~ベートーヴェン離れの調性選択~
交響曲第4番 ホ短調 作品98
Capriccio 対立の構図 6 ~「未来音楽」を巡って~
ヴァイオリン、チェロとオーケストラのための二重協奏曲イ短調 作品102~〈和解の協奏曲〉とは~
まとめ
二重性について
Final Stufe ブラームスの系列複合における調性行脚のことなど
あとがきにかえて