東アジアの王権と思想

渡辺浩／著

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詳しい情報

出版社: 東京大学出版会(19971001)

ISBN-10: 4130301136 ISBN-13: 9784130301138

NDC(9): 311.2

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紹介

儀礼という「演劇装置」が徳川支配を正統化した．儒学が体制教学であった中国・朝鮮との近似と相違を探りながら，近世から近代へと転回する政治体制の思想を剔抉する．「幕府」「天皇」など従来の日本史用語の思想性も衝き，斬新なパースペクティブを提示．

はしがき凡例序　いくつかの日本史用語について I　政治体制の思想　1　「御威光」と象徴——徳川政治体制の一側面—— 　2　制度・体制・政治思想 II　東アジアの諸社会と思想　3　儒学史の異同の一解釈——「朱子学」以降の中国と日本—— 　4　儒者・読書人・両班——儒学的「教養人」の存在形態—— 　5　東アジアにおける儒学関連事項対照表——十九世紀前半—— III　日本儒学と国学的心性　6　「泰平」と「皇国」　7　「理」の美的嫌悪と暴力 IV　西洋の「近代」と東アジア　8　西洋の「近代」と儒学　9　「進歩」と「中華」——日本の場合——

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