目次
表象と確率——第1巻のためのプロレゴメナ(松浦寿輝)
I 表象の力学
フーコーのマネ論——無の眼差しと盲目の眼差し(小林康夫)
エウリュディケーの声——『ショアー』と性的差異の痕跡(高橋哲哉)
想像界と動物的通路——形式化のデリダ的諸問題(東浩紀)
反転する襞——ブーレーズの彼方に(伊東乾)
II 表象と歴史
カテコーンについて——タウベス,シュミット的護教論を排す(杉橋陽一)
デカルトからオカルトへ——シェイクスピアのヘルメス的表象(河合祥一郎)
ギリシア幻想の身体——ヨハン・ヨアヒム・ヴィンケルマンと古代の模倣(田中純)
『ニーベルングの指輪』——神話の成立と成立の神話(高辻知義)
III 多様体としての表象空間
「音を楽しむ」ということ——オブジェからプロセスへ(岩佐鉄男)
四季絵の身体——日本的絵画の思想・序説(竹森佳史)
表象の舞台 舞台の表象(渡邊守章)