目次
はじめに
第I部 学問の行為論—誰のための真理か(小林康夫)
第II部 認識の技術—アクチュアリティと多様なアプローチ
[現場のダイナミクス]
フィールドワーク—ここから世界を読み始める(中村雄祐)
史料—日本的反逆と正当化の論理(義江彰夫)
アンケート—基礎演習を自己検証する(丹野義彦)
[言語の論理]
翻訳—作品の声を聞く(柴田元幸)
解釈—漱石テクストの多様な読解可能性(小森陽一)
検索—コンコーダンスが聞く言葉の冒険旅行(高田康成)
構造—ドラゴン・クエストから言語の本質へ(山中桂一)
[イメージと情報]
レトリック—Madonnaの発見,そしてその彼方(松浦寿輝)
統計—数字を通して「不況」を読む(松原望)
モデル—ジャンケンを通して見る意思決定の戦略(高橋伸夫)
コンピューティング—選挙のアルゴリズム(山口和紀)
[複数の視点]
比較—日本人は猿に見えるか(大澤吉博)
アクチュアリティ—「難民」報道の落とし穴(古田元夫)
関係—「地域」を超えて「世界」へ(山影進)
第III部 表現の技術—他者理解から自己表現へ
0.表現するに足る議論とは何か(船曳建夫)
1.論文を書くとはどのようなことか(門脇俊介)
2.論文の作法(門脇俊介)
3.口頭発表の作法と技法(長谷川寿一)
4.テクノロジーの利用(長谷川寿一)
5.調査の方法
結び—「うなずきあい」の18年と訣れて(船曳建夫)