目次
〈サブカルチャーの季節〉とその終わり 「週刊少年ジャンプ」の終わりなき日常 「ジャンプ」の再生と少年マンガの終わり 補論:少年マンガの諸問題 坊屋春道はなぜ「卒業」できなかったか-「最高の男」とあたらしい「カッコよさ」のゆくえ 〈鉄人28号〉から〈マジンガーZ〉へ-戦後ロボットアニメは何を描いてきたか 富野由悠季とリアルロボットアニメの時代 宇宙世紀と「大人になれないニュータイプ」 戦後ロボットアニメの「終わり」のはじまり 碇シンジとヒイロ・ユイの一九九五年 「世界の終わり」はいかに消費されたか-〈宇宙戦艦ヤマト〉とオカルト・ブーム 教室に「転生戦士」たちがいた頃-「オカルト」ブームとオタク的想像力 ラブコメと架空年代記のはざまで-『完全自殺マニュアル』と地下鉄サリン事件 ナデシコとウテナ-第三次アニメブームの風景 「セカイ系」と『機動戦士Vガンダム』の呪縛-戦後アニメーションの描いた男性性 セカイ系から日常系へ-〈涼宮ハルヒ〉とオタク的想像力の変質 震災後の想像力とアニメの未来 日本的〈アイドル〉の成立と歌番組の時代 角川三人娘とおニャン子クラブ 〈メディアアイドル〉から〈ライブアイドル〉へ-情報環境の変化とAKB48のブレイク AKB48は〈戦後日本〉を乗り越えられたか 文化のノスタルジー化と三次元化する想像力