目次
はしがき―現代の経営のなかで生きる人々へ
序 章 現代の課題と向き合って経営システムと経済学を学ぶ
第1章 文化資本の経営と地域創生
―厳しい生活苦や孤独と向き合いながら、営利であれ、非営利であれ、
これからの経営を学び、あるいは、志す人々へ―
第2章 現代の経営経済学
―経済資本から文化資本へ―
1 経済資本から文化資本への転換―池上・福原の対話
2 非営利と営利の文化資本経営
3 企業文化の蓄積による永続的発展
4 文化資本とは
第3章 人間開発の場を創る―文化資本の経営
―経済資本の経営=環境負荷・格差社会・金融リスクからの転換を―
1 欧米で進歩した機械文明の限界と弱点
2 マネー・カルチャーを正常化する動きと文化資本再生にむけて
3 日本の企業文化、文化資本経営の伝統を見直す
4 二宮尊徳の文化資本経営―「仕法」の画期的な意義
第4章 大変化を生み出す「文化資本の経営」
―新しい経済を発見し研究する経営経済学を―
1 大変化の時代―その始まりを知り応答するには
2 創造環境づくりに向けて―自然・地域コミュニティと共生する文化経済
3 現代における経営経済の病=「日本化」
4 地球規模のビジョンと具体的な場所のビジョンをもつこと
5 文化社会の基盤が生み出す現代の技術―分業から融合への道
第5章 地域を創生するふるさと学校
―文化資本を生かしあう人々―
1 文化資本経営の場を創る
2 ふるさと再生こそ人口減少を止める―教育活動から産業振興への道
3 地域固有の文化施設づくりから「まちづくり」へ
4 新しい学校と文化施設が生み出す「文化によるまちづくり」
展 望 文化と資本の関係を再考する
参考文献
付 録 英文による国際学会報告、国際学術研究への貢献事例
索引(人名・事項)