目次
はじめに
第1章 野球狂時代の光と影
1 「野球狂時代」の到来
2 学生野球の弊害
第2章 野球統制令の制定と学生野球界の抵抗
1 野球統制令の制定
2 文部省による学生野球への介入と学生野球界の抵抗
3 選手たちによるクラブ自治の展開
4 学生野球団体設立運動の展開と挫折
第3章 戦時体制下の学生野球
1 日中開戦時の野球界とスポーツ政策
2 学生野球の戦時体制への順応と抵抗
3 戦時下の学生野球弾圧
第4章 日本学生野球協会と学生野球憲章の成立
1 野球の復活と学生野球界の戦争の記憶
2 日本学生野球協会と学生野球基準要綱の成立
3 CIEと高野連の対立――選抜大会再開をめぐって
4 日本学生野球憲章の制定
第5章 佐伯時代の高校野球処分問題
1 処分のしくみ
2 試合でのトラブル
3 プロ・アマ関係
4 選抜大会の出場辞退
5 部内での暴力事件と犯罪・非行
第6章 学生野球の変化と憲章の改正
1 一九八〇年以降の高野連の方針転換
2 「高校野球らしさ」をめぐる問題
3 私立学校の台頭と特待生問題
4 改正憲章の特徴
おわりに
あとがき