目次
はじめに
第一部 フッサールとハイデガーへの回帰/からの出発
第一章 真理のための呼び名
【ディディエ・フランク】
第二章 フッサールとフィンクにおける世界の必然性と偶然性
【池田裕輔】
第三章 数学の現象学──理念性と歴史性
【ドミニク・プラデル】
第四章 「全体的時間」の概念を哲学のなかで維持するための試み
【ヴァンサン・ジロー】
第二部 物語と文学の現象学に向けて
第五章 「語る」とは何をすることか──リクールのミメーシス論再考
【杉村靖彦】
第六章 テクストの世界と生の世界 矛盾する二つのパラダイム?
──ポール・リクールと〈読むこと〉の現象学
【ミカエル・フェッセル】
第七章 知覚的経験における両義的なものと注意
──メルロ=ポンティにおけるプルーストの現象学的読解について
【落合 芳】
第三部 生の問題をめぐって──アンリ/デリダ/レヴィナスと現象学
第八章 アンリの超越理解とサルトルの影
【服部敬弘】
第九章 いまだかつて見た者なき神
【エマニュエル・カタン】
第十章 内在の内の非内在的なもの
──出会い損なったアンリとデリダの遅ればせの対話?
【米虫正巳】
第十一章 生き残る者の有罪性としての倫理
【フランソワ=ダヴィッド・セバー】
あとがき
人名索引