藤雪花さんの書評 2022/08/15
かまきり文化圏がアジアからアフリカまであるのが面白い。そのかまきりも、メスに気がつかれないで交尾に挑めれば、頭を食われないで交尾に成功できるとは知らなかった。
トンボの生殖の行動も面白い。精子を出して胴体にためて、それを使って交尾するとか。
貞操帯をメスにつける昆虫も面白い。
たんぱく質を虫から摂取できれば、昆虫(食料)を集めに、森や畑の虫取をする肥料のいらない循環型の社会になれるのだろうか。
以前はあり得ないとおもってタイの屋台で遠巻きにしていた昆虫の佃煮?のようなものも、今度はチャレンジしてみようと思える。ゴキブリの卵や蜘蛛はむりかも。
蚕は美味しいかも??
キリギリスや鈴虫の、虫の音を愛でる文化をぜひ夏祭りで復活を。
薬用昆虫の存在は忘れがちでした。
釣りの商虫を捕えて売る人はすごいやつだな。森のサバイバルの達人のような人たちなんだろうなと思う。
学者さんは太刀打ちできません!!
過去と、自然と、食文化と、未来を思う本でした。
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