紹介
料理研究家の検見﨑聡美さんが考える「塩分控えめ」レシピは、「減塩(塩を減らす)」ではなく、食材が持つ本来の味を最大限に生かすことを第一に考えられています。塩分が少なくても、ポイントをおさえれば「日持ち」はOK。意外な味の発見や、新しい味との出合いが多数のため、編集担当者の実食レポート付き。きっと、あなた好みの「減塩&作りおきおかず」に出合えます。
<できないと思っていた減塩が、できる!>
自分は薄味好みだし減塩を心がけてきたけれど、1日塩分6gはさすがにムリ……そんな風に思っているかたにこそお試しいただきたい1冊です。
①いつものおかずを1品おきかえるだけ→1食あたりの塩分が下がる⤵
塩分0gのおかず23品!塩分0.1gのおかず13品!塩分0.2gのおかず15品! 0.3gのおかず7品!超低塩おかず多数なので、いつものおかずから1品をこれらに置き換えるだけで1食全体の減塩が実現できます。
②いつもの献立を1食おきかえるだけ→1日あたりの塩分がぐんと下がる⤵
1食あたり塩分0.2g~0.7gまでの7献立をご紹介!いつもの1食をこれに変えるだけで1日全体での減塩が実現できます。1日塩分6gもけっして不可能ではありません!
<物足りない減塩料理からの、脱却!>
いつもの料理から塩を減らすとどうしてもおいしさが犠牲になる。物足りなさを感じながら減塩しています……そんなかたも、おまかせください。
①じつは、減塩していません!塩けに頼らない味づくり
この減塩本は、じつは減塩はしていません。おいしい料理があったとして、そこからどう塩を減らしたらおいしさを保てるか・・・そういった減塩の考え方は捨てた本です。塩を減らすのではなく、塩に頼らずにどんな料理が創作できるか、そんな視点からお楽しみいただけます。
塩けに頼らないインパクトのある味つけ・料理を検見﨑聡美さんに0(ゼロ)から考えていただきました。中には、これまでに味わったことのない料理もあります。作って食べてみると、きっと想像を裏切られます。だから、その味わいをお伝えするために、編集者の食レポをいれました。
②自分好みに調整もしやすい!
もしも、味が薄いと感じたら自分で塩けを“ちょい足し"して使えます。超低塩おかずだからこそ、減塩したい人にとっても許せる(?)行為です。たとえばしょうゆ1滴、塩分0gのおかずにふりかけるとしょうゆ味を敏感に感じとることができますが、多く見積もっても塩分0.1g増し…塩分0.1gのおかずとなるわけです。自分好みに調整して組み合わせて納得のゆく食事をお楽しみください。
③家族みんなで食べられる!
超低塩ゆえ、中には斬新な味のものもありますが、ほとんどの料理は素材の味がしみじみと感じられる味わい深いおかずが中心です。減塩が必要な人のためだけに「特別に減塩料理を作る」なんて面倒なことはしなくても、家族みんなで食べられます。減塩が必要ない人は、‟ちょい足し“すればOK。特別な食材や工程が必要なわけでもないので、普通の作りおきおかずと同じ感覚でレシピを選んで、日々のごはん作りにお役立てください。
<加熱おかずだから、作りおきできる>
塩を減らすと日持ちしないと考える人が多いようですが、冷蔵庫があれば、味が薄くても日持ちはさほど変わりません。たとえば、塩分3%ほどの昔ながらの漬物は長期間の保存が可能ですが、塩を少なくした浅漬けの日持ちはぐっと短くなります。しかし、日々の塩分1%ほどのおかずから塩分を減らしても大差はないのです。ただし、これは衛生的に作った場合。本書ではキッチン衛生学のポイントもご紹介。また、基本的に加熱で調理を終えるおかずを集めました。