目次
序
謝辞
第1章 変様=音韻変化(モディフィカシオン)
1 骨と肉
2 愛撫
3 紅潮
第2章 敷衍=音響増幅(アンプリフィカシオン)
1 矢
2 生きている石
3 歌・喇叭・シンバル
第3章 変奏
1 あるモデルの幸と不幸
2 生ける人像たち(ヴィーヴェ・フィグーレ)
第4章 分身
1 ヘレネとエイドロン
2 ヘレネと彫像
3 騎士(カヴァリエル)マリーノの『ギャラリー』における喋る彫像
4 「昔話のように」
第5章 神経質な彫像
1 歩み=ステップ(パ)
2 絵画の中の彫刻/彫刻の中の彫刻
3 結び目
4 「[……]精妙なる流体が柔らかくなった石にすでに浸透した[……]」
第6章 写真/彫刻
1 ポーズ時間の終わり(写真と彫刻)
2 「紛うかたなき真の亡霊」の屹立(写真彫刻)
第7章 オリジナルなコピー
1 ピュグマリオン関係
2 マデリンのシニョン
3 ジュディの顔
4 変容
結論にかえて——シミュラークルをめぐる二〇のテーゼ
日本語版への後記——甚五郎と梅ヶ枝
註
訳者あとがき——芸術の歴史学とイメージの人類学
人名索引