目次
上巻 祖名について 吉田孝著. 日本古代における婚姻・集団・禁忌-外婚制に関わる研究ノート 吉村武彦著. 編戸制再検討のための覚書-"編戸の原理"を中心として 杉本一樹著. 家伝をめぐる家の用法について 関口裕子著. 天武紀(下)の史料批判 黛弘道著. 律令官人の選限と秩限-その変遷と問題点 野村忠夫著. 日・唐律令官制の特質-人事制度の面からの検討 坂上康俊著. 選任令・選叙令と郡領の「試練」 早川庄八著. 律令制下における農民の官人化 中村順昭著. 奈良時代の詔書と宣命 大平聡著. 天平四年の節度使 北啓太著. 初期庄園の経営構造と律令体制 小口雅史著. 墾田制の展開 森田悌著. 八・九世紀における売券について 加藤友康著
下巻 "薬子の変"私考 橋本義彦著. 左右近衛府上級官人の構成とその推移 笹山晴生著. 奈良・平安時代の太政官政治と宣旨 武光誠著. 民部省廩院について 佐藤信著. 平安初期の銭貨について 鬼頭清明著. 古代水利施設の一考察-水車奨励の官符の検討を通して 亀田隆之著. 大宰府の管内支配変質に関する試論-主に財政的側面から 佐々木恵介著. 勅旨田について 河内祥輔著. 寛和年間、殿下渡領備前国鹿田荘事件をめぐって 中野栄夫著. 院政期の没官と過料-中世財産刑形成前史 義江彰夫著. 『令義解』金沢文庫本の成立 石上英一著. 『大間成文抄』と『春除目抄』 吉田早苗著. 礼紙について 田中稔著. 平安初期南都仏教と護国体制-延暦二十五年新年分度者制の意義 曽根正人著. 皮聖行円の宗教活動の特質 勝浦令子著