うつ病と躁病 : 現象学的試論

宇野昌人／翻訳山本巌夫／翻訳森山公夫／翻訳ビンスワンガールートヴィヒ／著

通算 1 読みたい！

読みたい読んだ

もっともっと探す

+もっと

の図書館をまとめて探す

CiNii Booksで大学図書館の所蔵を調べる

詳しい情報

出版社: みすず書房(1972)

ISBN-10: 4622051028 ISBN-13: 9784622051022

NDC(9): 493.764

ほかのサービスで見る

国立国会図書館サーチカスタマイズ

紹介

本書は『精神分裂病』から3年後に発表され、前著がハイデッガーの理論を基礎においた現存在分析の方法で、分裂病者の世界を分析しているのに対し、フッサールの先験的現象学にさかのぼって現象学的方法で、うつ病と躁病者の世界を把握しようとする試みである。それは「精神医学的"実存形式"の"人間学的構造"の性格づけのみでは不十分であって、その世界の特性を、その構成に基づいて研究すること」であった。1920年代以後のフッサールの現象学が、精神医学に対してもつ意義を明確に示している。

うつ病(うつ病の過去視うつ病の未来視ほか) 躁病(代表象と相互主観性に関するフッサールの学説共同世界の構造のなかで、躁病者において機能を停止した諸契機の現象学的分析-代表象の障害にもとづいてほか) 躁病とうつ病(躁うつの背反性フッサールの純粋自我論の、躁‐うつ背反性の本質了解に対して持つ意義) 躁病、うつ病、精神分裂病の経験様式

書評とコメント

この本の感想を書いてみよう。この本にコメントする