目次
口絵写真
訳者序文
はじめに
凡例
第一部 日本におけるイギリス人──好機の模索
第一章 外交官と領事
一 日本におけるエルギン卿
二 安政条約
三 外交関係の確立
四 「前領事パークス」
五 通訳サトウ
六 不平等条約の再交渉
七 日英同盟
八 日本の模範的な外交?
第二章 商人と銀行家
一 市場の模索
二 条約港の商人と領事
三 輸入技術・蒸気船・鉄道
四 マンチェスター綿
五 銀行家と銀行業
六 相互の対応
第三章 灯台・鉄道・電信・鉱山の技術者
一 外国人技術者の役割
二 日本の灯台
三 鉄道敷設者
四 電信技術者
五 鉱業の専門家
六 指導の成果
第四章 船を造るひと、動かすひと
一 マハーンの法則
二 将校、水兵、そして日本帝国海軍
三 日本海域の海図づくり
四 軍艦建造
五 商船隊
六 商船造船業者
七 ライバルの育成
第五章 技術者のための教育者
一 「お雇い外国人」
二 東京帝国大学
三 工部大学校、一八七三─八六年
四 「素晴らしい実験室」
五 赤羽工作所
六 日本の学生
七 東京へ、そして再びイギリスへ
第六章 日本におけるイギリス人の生活
一 条約港の外国人
二 母国の外の母国──長崎、横浜、神戸、築地
三 在留外国人の社交生活
四 妻たち、夫たち
五 結社
六 カプセルに入れられた植民地主義
第二部 イギリスの日本人──専門知識の模索
第七章 岩倉使節団
一 空前絶後の規模の視察旅行
二 条約改正交渉
三 イギリスの丁重なもてなし
四 岩倉使節団の評価
第八章 教育倫理の確立
一 好奇心の高まり
二 儒学と伝統と洋学教育
三 西欧社会の考察
四 日本人通訳
五 西欧思想の衝撃
六 ロンドンでハーバート・スペンサーとともに
七 帝国への道
第九章 留学生
一 教養あるエリート
二 オックスフォードとケンブリッジ
三 ロンドン
四 スコットランドの大学とコレッジ
五 イングランドの地方大学
六 研究生たち
七 西欧に対抗できるか
第一〇章 造船所にて
一 われわれの真っただ中の異邦人
二 徒弟工
三 海軍士官候補生
四 海軍の契約と海軍監督官たち
五 「暖かさに欠いた」関係
第一一章 イギリスにおける日本人の生活
一 学ぶことを使命として
二 学生、海軍士官、技術者、銀行家たち
三 ロンドンの日本人──公人および私人としての
四 友情の手
五 歓迎された客人か
第三部 イギリス側の推進者たち
第一二章 商業と学問のネットワーク
一 個人的接触によるアプローチ
二 商業のネットワーク
三 プロモーターとしての領事
四 学問の手引き──ロンドン・ユニヴァーシティ・コレッジのアレキサンダー・ウィリアム・ウィリアムソンの場合
五 学問の手引き──ケルヴィン卿とスコットランド人脈
六 ネットワーキング
第一三章 特許権者および特許使用権を受けた人々
一 製造特許
二 武器製造者としての日本政府
三 長崎の三菱造船所
四 ある「特別な関係」
五 誰が誰を促したのか
第一四章 博覧会、デザイナー、建築家
一 異国情緒あるが未知なる
二 博覧会
三 クリストファー・ドレッサー、「建築家にして装飾家」
四 西欧建築とジョサイア・コンダー
五 ジャポニスム
第一五章 一つの共同作業──日本側の立場で?
一 東洋のイギリス?
二 出会いの心理学
三 武士的因子
四 好機の扉
五 新興日本へのイギリスの貢献
六 日本側の立場で?
原注
訳者あとがき
主要文献目録
索引