目次
第1章 「トラウマ」とは
第1節 「トラウマ(心の傷)」とは
第2節 歴史的変遷〜PTSD概念の変遷とその意義
1.欧米におけるPTSD概念の変遷
2.わが国におけるPTSD概念の変遷
第2章 現代の「トラウマ」
第1節 人的災害
1.いじめ
2.児童虐待
3.性被害
・レイプ
・セクハラ、ストーキング
4.ドメスティックバイオレンス
5.人質(ストックホルム症候群)
第2節 自然災害
1.地震
・子どもへの影響
・大人への影響
2.土石流災害
3.被災後におけるPTSDの経過から
第3節 二次的(間接的)被災〜CIS〜
第4節 他の障害との関連
1.解離性障害
2.身体化障害
3.パニック障害
4.人格障害
5.多重人格障害
第5節 トラウマによる影響
1.症状の重症度と予後
2.ストレス要因
3.出現率と発症の時期
4.症状に影響を及ぼす心理的因子
5.被災前の諸要因
6.被災者、被害者の心理的状況
7.配慮すべきこと
8.社会的、法的問題
第3章 「PTSD」とは
第1節 診断基準の変遷
第2節 PTSDの診断
第3節 PTSDの症状
1.A領域:発症の契機
2.B領域:再体験
3.C領域:回避と感情の麻痺
4.D領域:覚醒亢進(神経過敏)
5.症候学的な特徴
・二相性の反応
・乖離現象及び転換症状
6.子どものPTSD症状
第4章 「PTSD」のカウンセリング〜ポスト・トラウマティック・カウンセリング〜
第1節 ポスト・トラウマティック・カウンセリングとは
第2節 「大人」のポスト・トラウマティック・カウンセリング
第3節 子どものポスト・トラウマティック・カウンセリング
1.プレイ・セラピー
2.ポスト・トラウマティック・プレイ
3.子どものポスト・トラウマティック・カウンセリング
4.親へのかかわり
第4節 「PTSD」の予防〜ポスト・トラウマティック・ディブリーフィング
第5章 癒される人・癒す人
第1節 癒される人へ
第2節 癒す人へ
第3節 周りの人へ
第6章 臨床援助的接近のありよう
第1節 「臨床援助」とは
第2節 コミュニティ・アプローチ
第3節 スクール・トラウマとその支援
1.災害直後にすること
2.短期的展望に立った活動
3.中期的展望に立った活動
4.長期的展望に立った計画
5.不足事態対応計画
あとがき
引用文献
参考文献