目次
八代集の撰者たち 樋口芳麻呂古今集巻二十「かへしものの歌」考 片桐洋一古今集の歌枕−音羽山・神奈備の杜・立田川− 増田繁夫言の事 田中喜美春木の葉に書かれた恋歌−『伊勢集』冒頭贈答歌・再説− 藤岡忠美後撰集の詞書の謎 平野由紀子好忠集における歌枕の技法について 島田良二拾遺集の人麿歌 小町谷照彦「折」と褻と晴 久保木哲夫「もの思へば」「もの思ふ」考−和泉式部集の連作・定数歌における自己表現− 平田喜信紫式部集の歌一首−「おぼろけにてや人の尋ねむ」考− 久保朝孝公任と源氏物語の距離 後藤祥子後拾遺集為家相伝本をめぐって 浅田徹走湯百首再論−物語時代の和歌− 犬養廉平安後期和歌における異国 久保田淳「獣歌」考 川村晃生唯獨自見抄の性格−異本俊頼髄脳について− 鈴木徳男『清輔集』の一性格−歌合歌の入集を中心に− 日比野浩信誹諧歌史断面−『後葉集』をめぐって− 上條彰次『山家集』の成立と中国・四国の歌 島津忠夫『新古今和歌集註』は幽斎の抄か 片山享「物語二百番歌合」の詞書一考−贈答歌の記述− 米田明美後鳥羽院『北野社百首』について 田村柳壹後鳥羽院「詠五百首和歌」の表現−作成のねらいとの関わりから− 寺島恒世恋歌としての『百人一首』 吉海直人坊門局の書写活動 田中登新和歌集の成立 佐藤恒雄伝源承筆笠間切浜木綿集 杉谷寿郎散佚私家集の研究序説−夫木和歌抄の場合− 大取一馬『公条集』覚え書 有吉保三条西実条の詠草について 井上宗雄磐白の松−歌枕から寄合へ− 岩下紀之王朝物語本における和歌書式 田中新一いくさ物語と和歌−四部合戦状本『平家物語』の場合− 山下宏明馬と水 鷹尾純『増鏡』の和歌−神祇歌と賀歌をめぐって− 三角洋一最近における欧米の古典和歌研究−特にカーター氏の近業二書について− 福田秀一一条家伝古今伝受資料−切紙を中心に− 武井和人