メディアの教育学

今井康雄／著

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詳しい情報

出版社: 東京大学出版会(20040601)

ISBN-10: 4130513087 ISBN-13: 9784130513081

NDC(9): 371

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紹介

子供との「触れ合い」＝直接的接触をめざして脅迫的に反復される数々の教育論．それが不毛に終わるのは，ある不透明な媒質＝「メディア」こそが教育を可能にしている基盤だからではないか．アニメ，ケータイから，「教育思想の「ポストモダン」後まで，「現代日本の教育現実と教育言説を異貌の目で描き出す．

I　教育からメディアへ　（インターメッツォ・ニーチェと現代の教養論） II　「戦後教育学」をこえて：現代教育の風景　1　見失われた公共性をもとめて　2　現代学校の状況と論理：戦後教育学における議論　3　教育学の「ポストモダン」体験：日本の場合　4　教育学の暗き側面？：教育実践の不透明性について　（インターメッツォ・「自由電子」としての教育哲学） III　フーコー／ルーマン／ハーバーマスのはざまで：現代教育学の座標　5　教育学批判の系譜　6　ドイツ教育学の現在：「ポストモダン」のあとに　7　ハーバーマスと教育学　（インターメッツォ・＜目的-内容-方法＞図式の不毛） IVメディアから教育へ：現代教育分析の視点　8　教育学における経験・表象・仮想性　9　教育とメディア：日本における議論の状況　10　メディアとしての「国語」：西尾・時枝論争　11　完全に展開された主体の構成主義　12　子どもの美的経験の意味

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